抑えておきたい相続手続きの種類

大切な人をうしなった悲しみは、あまりにも深いものです。
大切な人との思い出は、何よりもかけがえのないものです。
大切な人の思いを台無しにしないためにも進めたいのが、相続の手続です。
気持ち的にも落ち込んでいる時に、相続の手続は気が重いかもしれません。
もちろん落ち着いてからで構わないので、少しずつ準備だけでも進めておきましょう。

しかし準備を整えるにしても、一体何処からどう手を付ければ良いのか分からないという方も多いかと思います。
相続の手続は種類が多く、混乱するのも当然です。
では相続の手続の種類には、どういうものがあるのでしょうか。

ポイントは、どこからどこまでを相続の種類と呼ぶかです。
強いてあげるとすれば、葬式の準備も一種の「手続」と言えます。
旅立った方が世帯主であるのなら、世帯主の変更も必要な手続となります。
健康保険に加入しているのならば、保険の手続も済ませる必要があります。
相続の手続に関して、種類を細かい所まで取り上げるときりがありません。
そこでのこされた財産にまつわる手続だけに的を絞り、紹介します。

まずは、年金関係の手続です。
年金の手続には大きく分けて、「年金を受給していた場合」と「手続によって年金の受取ができる場合」の2種類あります。
生前に年金を受給していた場合は、速やかに年金受給を停止する必要があります。
そして未支給分の年金を請求し、受け取ることも可能です。
またなくなられた方が家計を支えていたのならば、遺族年金を請求することもできます。
家計を支えていた人がなくなると、のこされた家族は路頭に迷ってしまいます。
家族が路頭に迷わないために設けられているのが、遺族年金です。
ただし年金制度は事細かく決められており、手続をしたからとはいえ絶対に支給される訳ではありません。
詳細については、最寄りの年金事務所へ相談した方が確実です。

そして忘れてはならないのが、相続財産の手続です。
相続財産も年金の手続と同じく、複雑なものになっています。
種類も数多く、1つ1つ取り上げるときりがありません。
遺言書の有無によっても手続きは違います。
※遺言書について詳しい記事
何を相続したかによって、手続き方法も大きく変わります。
だからこそ手続に移る前に、どういう相続財産があるのかをハッキリさせる必要があるのです。
「うちは貧乏だから財産はあんまりない」と思われるかもしれませんが、探してみたら億単位の財産があったという話は珍しくありません。
億単位の財産ではなく数百万円単位の財産で、争いがおこる場合もあります。
財産の手続には、慎重に慎重を重ねなければならないのです。

相続財産の手続は、面倒でも必ず進めなければいけません。
しかし手続は非常に面倒で、中には法律の専門的な知識が必要になる場合もあります。
しかも途中で大きなトラブルに見舞われてしまうと、個人では太刀打ちできません。
もし相続の手続に不安があるのならば、専門家に相談するのが1番です。

ただ「専門家に相談」するとなると、新たな不安も湧き上がってくるでしょう。
詐欺まがいなことをして、変にお金を取られるか心配になる気持ちも分かります。
確かに詐欺まがいの行為をし、お金をだまし取る自称”専門家”がいるのは事実です。
でも悪いことをして利益を得ているのは、一部の業者です。
中には信頼のおける専門家もおり、面倒な手続も簡単にこなしてくれます。
ただ料金に関しては相続財産の額によって大きく変わるので、何とも言えないのが正直な所です。
被相続人が日本屈指の大金持ちならば話は別ですが、よほどのことがない限りは多くは請求されないでしょう。
多少前後はするものの、20万円〜30万円あれば十分過ぎるほどです。

では相続の専門家には、どういう種類があるのでしょうか。
手続全般に関わる専門家は、司法書士です。
不動産の名義変更などを行うのならば、司法書士に相談するのが1番です。
相続財産の中に借金があるなどをして相続放棄の手続をする場合も、司法書士は頼りになります。

行政書士は、手続に必要となる書類を揃えてくれる専門家です。
手続に必要になる書類は簡単に作成できるものもありますが、中には素人では手に負えないものもあります。
でも行政書士ならば難しい書類を揃えてくれるので、相続の手続はかなり楽になれる筈です。

相続した財産にかかる相続税の相談は、税理士が頼りになります。
相続税は場合によってはとんでもない金額がかかり、手元に残るのは小銭だけという事態になりかねません。
でも税理士の手にかかれば、税金でほとんど持っていかれることもないでしょう。
相続におすすめの税理士

そして相続人同士でトラブルが起これば、弁護士の出番です。
相続財産は非常にデリケートなもので、下手をすれば血の繋がった同士で大きなトラブルを招いてしまうこともあります。
そこで弁護士に間に入ってもらい、問題解決へと導いてもらおうという訳です。

もし何か少しでも不安を感じたのならば、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
実際に相続の手続をするかしないかは、相談が終わってからでも遅くはありません。

相続手続きの相談なら相続ガイドがおすすめです。