手続に必要な戸籍謄本

相続の手続に必要な書類は、手続の種類によって大きく変わります。
だからどういう書類を揃えれば良いのかは、「手続きによる」としか言いようがありません。
しかし戸籍謄本は、どの手続でも必ずと言ってもいいほど必要になる書類です。
では戸籍謄本はどうやって準備をすれば良いのか、何のために使われるのかについても取り上げます。

そもそも、相続の手続に戸籍謄本が必要になるのはなぜでしょうか。
血の繋がった身内を喪ったと手続を進めても、第三者からは本当に身内かどうかは分かりません。
DNA検査でもすれば、血縁関係があるかどうかはハッキリするでしょう。
でも血の繋がった親兄弟子供ならばいざ知らず、婚姻関係にある人ならば証明のしようがありません。
血縁関係や婚姻関係があるかどうかは、相手は分かっているだろうという声もあるでしょう。
でも1億2000万人分の情報を管理するには、超高性能スーパーコンピューターが必要です。
手続き先には民間企業も含まれています。
民間企業が1億2000万人分のデーターを管理するのは、不可能です。
だからこそ必要になるのが、戸籍謄本です。
被相続人とのつながりを証明する、唯一の物的証拠になります。
戸籍謄本は被相続人との関係性、相続人であることを証明するために使われます。

では戸籍謄本は、どうやって準備をすれば良いのでしょうか。
取り寄せる場所は、被相続人の本籍地を管轄している役所になります。
役所で請求すると、戸籍謄本を取り寄せることが可能です。
ただし他の市区町村から転籍しているのならば、転籍元の役所に請求する必要があります。
戸籍謄本の請求ができるのは配偶者や血縁関係者ですが、専門家に相談すれば代行で承ってくれる場合もあります。

戸籍謄本の提出が求められる相続手続は、口座や株式の手続・自動車名義変更・不動産相続などです。
想像はつくかと思いますが、戸籍謄本がなければこれらの手続は受け付けてもらえません。
必ず準備をしておきましょう。